皆さんこんにちは!
現役動物看護師のクロころです。
今回は「うさぎのお散歩~うさんぽ~」について解説してきたいと思います。
以前、「へやんぽ」について解説しましたがそのへやんぽとの違いは何なのか。
どういったことに注意すればよいのか。
こういったことについてお話ししていきます。
それでは、詳しく解説していきます!
うさんぽとは
では、まずは「うさんぽ」とは何なのかについて解説していきます。
うさんぽとは「うさぎと屋外で散歩をすること」を言います。
現代のペットとして飼育されているうさぎは、基本的に室内飼育を前提に品種改良がおこなわれています。
野生のうさぎとは生態などが大きく異なるため、屋外で生活するには適していません。
こういった前提の上で、「うさんぽ」は必要なのでしょうか。
うさんぽの必要性
うさんぽを行う意味としては「運動」はあまり適していません。
あくまでリフレッシュや飼い主とのコミュニケーションの一環として行う場合が多いです。
ですから、普段家の中であまり運動をしないから屋外で運動をさせたい、というのはうさんぽの目的とは少し違うかもしれません。
少しの時間、リフレッシュとしてコミュニケーションとして外に出してあげるという認識で行ってあげるのが適切でしょう。
うさんぽで注意すべきこと
では、ここからはうさんぽを行う際の飼い主の注意点について解説していきたいと思います。
ハーネスを付けることに慣れる
まず、屋内で飼育されているうさぎの多くはハーネスや首輪をつけることに慣れていません。
つけることを嫌がったり、スルッと抜けてしまうこともあるため、家の中で何度かつける練習をしたりつけて過ごすことに慣れておく必要があります。
ハーネスを付けた状態で、家の中をへやんぽしてみるのもいいかもしれませんね。
他の野生動物との遭遇
自然界においてうさぎは捕食動物であり、肉食動物の捕食対象になります。
そういった動物には十分注意が必要です。
家の周辺をうさんぽするだけでも周囲の安全はしっかりと確認しておきましょう。
異物誤食・中毒物誤食
また、外には家の中にはない様々なものが落ちています。
うさぎにとって中毒を起こす可能性のある植物やごみ、人の食物などを誤って口に入れてしまうことが無いように注意する必要があります。
うさぎは吐くことのできない動物です。
口にしてしまった場合、処置や治療に時間がかかってしまうリスクがあることを理解しておきましょう。
寄生虫の感染
屋外にはノミやマダニといった寄生虫がいる可能性があります。
吸血されると、皮膚炎を起こすだけでなく別の感染症を媒介される可能性があります。
寄生虫だけでなく、雑菌や細菌が繁殖することもあるためうさんぽ後には入念に清拭をしてあげる必要があります。
まとめ
今回は「うさぎのお散歩~うさんぽ~」について解説していきました。
「へやんぽ」に比べて気を付けなければいけないことが多いので、行う際は入念な準備をしてからするようにしましょう。
今回のポイントはこちら
しっかりとした準備をしていれば飼い主にもうさぎにもいいリフレッシュになる可能性があるので、うさぎの様子を見ながら一度チャレンジしてみるのもいいと思います。
では今回はここまで!
また次の記事でお会いしましょう!
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