皆さん、こんにちは!
現役動物看護師のクロころです。
今回は「うさぎの爪切り」に関するお話しです。
うさぎの飼い主の皆さんは、普段の爪切りどうしていますか?
自分で切っている。という方はあまり多くないのではないでしょうか。
でも、自分で切れるなら自分で切りたいという方も多いはずです。
そこで、今回は「うさぎの爪切り」で気を付けるべきこと2選をお伝えしていきます。
結論、以下の二つです。
では、それぞれについて解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
爪の血管の位置を把握する
うさぎに限らず、動物の爪には血管が走っています。
そのため、爪を切りすぎて深爪になってしまうと出血をしてしまうことがあるのです。
これが怖くて、爪切りができないという飼い主さんは多いのではないでしょうか。
実は、爪の血管はわかりやすい個体とそうでない個体がいます。
その違いはずばり “爪の色” です。
血管が分かりやすい爪は、爪の色が白く中の血管が透けて見えます。
血管が分かりにくい爪は、爪の色が黒く中の血管が確認できません。
血管が透けてみることができれば、どこまで血管が伸びているかを確認しながら切ることができるため、血管を切って出血することはあまりありません。
見えづらい子でも、ライトなどで透かして見ると血管が浮かび上がってみることができる場合があります。
一度、自分の子の爪が何色なのかチェックしてみましょう。
うさぎが落ち着く持ち方・抱き方を理解する
犬などと違ってうさぎは抱っこを好まない子が多いです。
抱っこをしようとすると嫌がって暴れてしまう、というようなことは経験のある方も多いのではないでしょうか。
動物病院で、看護師が動物を抑えることを “保定” と呼びますが、保定にはいくつかコツがあるのです。
そのポイントを抑えることで、うさぎが落ち着いてくれることもありますので、ぜひ参考にしてほしいと思います。
ポイントは2つ!
一つ目は、首の皮の部分を持つことです。
うさぎはつかむ場所がなかなかなく、安定した保定が難しい動物です。
しっかりと保定してあげないと、安定感がなくうさぎも不安で動いてしまいます。
うさぎは首の皮が長く、比較的つかみやすいのでしっかりとつかんでうさぎを安心させてあげましょう。
二つ目は、自分の膝の上に仰向けのようにして保定することです。
実はうさぎはこのように仰向けにすると大人しくなる子が多いといわれています。
そのため、膝の上に仰向けで保定しながら片手で首のあたりをつかんで保持してあげると安定した保定ができるようになるかもしれませんよ。
まとめ
うさぎの保定は、動物看護師でも慣れていなければ難しいものです。
今回ご紹介した方法で上手に保定できるのであれば問題ありませんが、もしうまくできない場合は無理はせず病院に任せるようにしましょう。
うさぎは本当に怪我のしやすい動物です。
抱っこをしたりする際も、十分注意しながら取り扱うようにしてあげましょう。
では、今回はここまで。
また次の記事でお会いしましょう!
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