動物の爪切り、どこまで切ればいいの?切り方のコツや方法を解説。

Dog's Life

皆さんこんにちは!

現役動物看護師のクロころです。

今回は、「動物の爪切り」について解説していきます。

飼い主の皆さんはペットの爪切り、どうしていますか。

動物病院で切ってもらっているという方が多いのではないかと思います。

一般の方が切るには、少しコツが必要なので今回はその辺りについて解説していきたいと思います。

  • 動物の爪の特徴
  • 血管の見分け方
  • 切り方のコツ

それぞれ詳しく解説していきます。

動物の爪の特徴

まず、動物の爪の特徴から解説していきます。

一番の特徴は

  • 爪の中には血管が通っている
  • そして爪が伸びると血管も伸びてしまう

ということです。

人の爪は、伸びた部分を切るだけでいいですよね。

しかし、その感覚で犬や猫の爪を切ってしまうと血管を切ってしまう可能性があります。

犬や猫の爪は伸びたまま放置しておくと、爪と共に血管も伸びてしまうのです。

そのため長く伸ばしたまま爪を切っていないと、切れる範囲が徐々に短くなっていってしまうのです。

これは、動物の爪切りの際に大切な知識なのでぜひ覚えておきましょう。

血管の見分け方

では、次は血管の位置をどうやって見分けるのかを解説します。

まず、爪には2種類あります。

白い爪」と「黒い爪」です。

白い爪の場合は、ライトなどの明かりに透かすと簡単に血管が浮かび上がってくるのでとても分かりやすいです。

問題は黒い爪の場合です。

黒い爪の場合は、ライトで透かしても血管が見えずどこまで血管が増生しているのかが分からないのです。

そのため、黒い爪を切る際は慎重に注意して切らなければいけません。

切り方のコツ

では、ここまでの動物の爪の特徴を踏まえて爪を切る際のコツややり方について解説していきます。

<白い爪の場合>

まず、白い爪の場合は先ほど解説したように光を当てることで中の血管の位置がわかるので、そこに合わせて少しずつ切り進めていきます。

ギリギリを攻めすぎず、大体血管から5mmほど離れた位置で切ると出血のリスクは少なくなるでしょう。

痛い思いや、怖い思いをすると動物も爪切りが嫌になってしまうので、丁寧に少しずつを意識して切ってあげましょう。

<黒い爪の場合>

黒い爪の場合は、やはり血管が見えないため白い爪よりも慎重に切っていく必要があります。

少しずつ切って爪の断面を確認しましょう。

断面に湿り気が出てきたら血管が近いため、切るのはそこまでにしておきましょう。

まとめ

今回は動物の爪切りについて解説していきました。

爪切りは定期的に行う普段のケアの一つですが、飼い主が行うには少し難しい場合が多いです。

コツや爪の特徴を知ることで、少しでも参考にしていただければと思います。

ポイントはこちら

  • 動物の爪の中には血管が走っており、爪と共に伸びる
  • 「白い爪」と「黒い爪」があり、黒い爪は切るのが難しい
  • 光に透かすことで血管に位置を把握できる
  • 丁寧に少しずつ、動物が痛くないように怖くないように切る

動物のためにもしっかりと準備をして切ってあげましょう。

もし、難しい場合は無理をせず動物病院やトリミングの施設でやってもらうようにしましょう。

今回はここまで!

また次の記事でお会いしましょう!

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