皆さん、こんにちは!
現役動物看護師のクロころです。
今回は、一緒に生活する犬や猫の年齢に関するお話しです。
私たちが思っているよりもずっと早く成長していく動物たち。
そのスピードに私たち人間が置いていかれないように、しっかりと覚えておきましょう!
人の年齢に換算すると。
よく、「この子は今〇歳だから、人でいうと〇歳くらいだね」というフレーズを病院などで聞いたことはありませんか。
動物は人のように100年生きられるほど、寿命は長くありません。
また、「犬で15歳」「猫で20歳」といわれてもどのくらい年老いているのか、はっきりとはわからないことが多いと思います。
こんな時、自分たちと同じように人の年齢に換算することが出来たらイメージしやすいのではないでしょうか。
これを簡潔にまとめてみましたので、ご覧ください。
犬 | 猫 | 人 |
1ヶ月 | 1ヶ月 | 1歳 |
2ヶ月 | 2ヶ月 | 3歳 |
3ヶ月 | 3ヶ月 | 5歳 |
1歳 | 1歳 | 17歳 |
3歳 | 3歳 | 28歳 |
5歳 | 5歳 | 36歳 |
10歳 | 10歳 | 56歳 |
15歳 | 15歳 | 76歳 |
20歳 | 20歳 | 96歳 |
どうでしょうか。
犬猫が1歳の頃は、人でいうと思春期真っ盛りといった時期ですね。
幼齢期の頃は、1ヶ月で1歳年を取るほどのスピードで成長しあっという間に大人の体へと変化していきます。
この子犬、子猫の時期はとっても可愛いですが、その分期間がかなり短いので飼い主の皆さんは思う存分堪能しておきましょう。
気が付くと、もう大人の体になってしまっていますよ。
写真を撮ったり、一緒に遊んだり、その時々の時間を大切にしてあげましょう。
20歳の猫ちゃん
今日、動物の年齢の話をしようと思ったきっかけは仕事中に出会った1匹の猫ちゃんからでした。
治療の合間にお話を聞くと、その子は今年21歳になるとのことで人でいえば100歳前後のかなりの長生きおじいちゃんでした。
連れてきていたご夫婦は、「その時」をある程度覚悟しているようで積極的な治療よりも緩和的治療を望んでるようでした。
私と話していると、涙ぐむ様子も見られそのネコちゃんへの愛を強く感じる時間でした。
21歳になるねこちゃんということは、私と2歳しか変わらないということになり、よりその子の凄さを感じることができました。
数年前までは、自分よりも年上の子もちらほらといましたが、今では年上の子はほとんどおらず年を取ったことを実感しますね。
この子に限らず、20歳以上まで生きられる子がこれから先増えていくのではないかと思っています。
医療の進化はすさまじいものです。
でも、皆さんが飼っている子もこの先どれだけ一緒に過ごせるか。
わからないことが多いのです。
一緒に過ごせる時間を大切にしてあげましょう。
動物は皆さんの気持ちに必ず、答えてくれますよ。
今日は短めですが、この辺で。
では、次の記事でお会いしましょう!
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