猫のツンデレは遥か昔の祖先からの遺伝?野生のネコ科動物から見る猫の習性。

皆さん、こんにちは!

現役動物看護師のクロころです。

今回は、猫の性格に関するお話しです。

犬と比べて、猫は自由で自我を強く持つ動物であるといえます。

その性格は、どこから来ているのか。

そのルーツに関することについて色々と紹介していきます。

ぜひ楽しんでいってください!

猫の祖先は。

現在、ペットとして飼育されているイエネコの祖先は「リビアヤマネコ」であるといわれています。

リビアヤマネコは砂漠やサバンナを生息地としており、そこから世界中へ生息地を広げ進化していったとされています。

猫が水をあまり飲まないのもここから来ています。

もともと水の少ない砂漠、サバンナに生息していたことから水は少しずつ飲むようになったとされているのです。

そして、タイトルにある「猫の性格は祖先の遺伝によるもの?」に対するアンサーは「必ずしもそうとは言えない」となるでしょうか。

そもそも、我々人の祖先が家畜に選んできた動物は自然界の中でも扱いやすい、しつけやすい動物たちです。

そこに選ばれている時点で、人懐っこさは元来持ち合わせてきたものといえるでしょう。

これがあるから、現在の猫のペットとしての普及率の高さがあるともいえるでしょう。

また、一つプチ情報として猫が日本に来た理由として「ネズミ捕り」の役割があったことが挙げられます。

アニメで有名な「トムとジェリー」でわかるように猫とネズミは切っても切れない仲。

かなり昔から、農作物や食品を荒らすネズミを駆除するための動物として重宝されていたのですね。

猫の食性

皆さんは、猫の食性についてどこまで理解していますか。

何を食べて生きているのか。

いつ食べるのか。

どのくらい食べるのか。

犬と比較すると、びっくりするほどハッキリと区別することができます。

表すとこのようになります。

  • 肉食(新鮮肉食)
  • 個体採食
  • 少量頻回食

  • 肉食(雑食)(腐肉食)
  • 群採食
  • ドカ食い

このように犬と猫ではハッキリと違いが見られます。

猫はグルメなので、食にはかなりこだわりを持っているようです。

自然界でも新鮮な肉が食べれるまで餓死寸前になりながらも、狩りをするといわれています。

たとえ、途中で腐敗した肉に出会っても食べることはないのです。

そして、獲得した新鮮な肉は少しずつ頻回に分けて食べることで、ここからまた長期間食べられなくなることに備えるのです。

一方で犬は食に対するこだわりがあまりありません

道中で腐敗した肉があれば喜んで食べますし、食べれるだけ食べようと一度にたくさん食べる習性をもちます。

これは、ペットの犬と猫でも同じようなことが言えます。

犬は、ご飯をもらうと一度にドカ食いをしてしまいますし、人のご飯でもあげれば大体のものは口に入れてしまいます。

猫は、ご飯をもらっても少しずつ少量に分けて何回も食べ、食べるフードはある程度決まっていると思います。

こういったところからも、祖先からの遺伝が伺えます。

それぞれの特性を理解して

今回、お話ししたように犬や猫、それぞれの動物に進化してきた背景があり、その歴史にちなんだ特徴があります。

なぜ、こんなことをするのだろう。

と思ったことにも、ビックリするような理由があるかもしれません。

それでも、それがその動物の特徴であると理解し寄り添ってあげるだけで、動物は本能のままに、ありのままの姿で生活していくことができるでしょう。

今回ご紹介したことが、皆さんの疑問を解決する一つの助言になれれば嬉しいです。

ということで、今日はここまで。

また次の記事でお会いしましょう!

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