人にも劣らない尖った性格
私は現在三歳の猫と生活を共にしている現役の動物看護師です。
この猫は、私の彼女の実家で飼育されていたものを引き取った形で、最近私たちと一緒に生活し始めたばかりの子ですが、とにかくおっとりとした子で人が大好きな女の子です。
こんな性格の猫は見たことが無い!
といえるほど、特徴的な個性を持つ子です。
一方で、私の勤務する動物病院にも病院猫が一匹います。
こちらの子は、とにかく野性味あふれるアグレッシブな性格の子で一緒に遊ぼうと思ったらまず、手のケガは覚悟しなければいけません。
寝ているときや寝起きすぐは、おっとりしているのですが、、
といった感じで同じ猫でもここまで性格が違うのです。
なぜこんなにも違った性格になるのか。
私自身の動物に関わってきた経験から私なりの私見を紹介していきたいと思います。
ぜひご覧ください!
ペットは飼い主に似るというけれど、、
それぞれの性格を形作る大きな要因の一つとして考えられるのは「飼い主・家族の性格」です。
よくペットは飼い主に似るといいますよね。
あれ、あながち間違っていない気がするんです。
動物病院に勤務している中で、「この子飼い主さんによく似てるなあ」と思う瞬間がよくあるのです。
「目の垂れ目具合が似ている」
「ぽっちゃりな感じが似ている」
といったような容姿が似ていることもあれば
「この穏やかな感じ似てるなあ」
「ワンちゃんも飼い主さんもアグレッシブだなあ」
というように内面に現れていることもあります。
要するに、一緒に生活を共にしていく中でだんだんと似たような容姿や内面に傾いていく。
ということ。
こういった要因からどうぶつの性格が形作られていっている可能性は高いと思います。
特に、幼齢期にこういった経験をしていると、成長後の性格に大きな影響を与えるとされています。
だから、小さい時の経験は大切なことが多いのです。
良くも悪くもどうぶつはよく見ている
人の赤ちゃんでも同様ですが、子供は本当によく大人を見ています。
どうぶつも本当によく飼い主の行動を見ています。
なにもわかっていないように見えて、実は人の考えていることをしっかりと理解しています。
人が悲しんでいるとき、落ち込んでいるとき、そばにいてほしいとき。
どうぶつは何も言わずスッと隣に寄り添ってくれます。
自分のいるべきポジションを把握しています。
すごいですよね。
これもどうぶつの素晴らしい魅力の一つであると思っています。
こうして人のことをよく見ているからこそ、飼い主や周りの家族の普段の過ごし方が大切なのです。
周りの人のどうぶつとの関わり方が性格に一定の影響を与えている可能性はあると考えています。
猫に限らず、どうぶつの性格はある程度人の影響が関わっているといっていいでしょう。
良いところも悪いところも、動物に伝わることを意識しながら一緒に生活できるとより良い信頼関係を築いていくことができるかもしれません。
私もこれからたくさんの時間をかけて、猫との信頼関係を築いていきたいと思っています。
動物とのより良い未来を目指して。
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