皆さん、こんにちは!
現役動物看護師のクロころです。
今回は、うさぎの生活環境、特にトイレについてお話ししていきます。
飼い主の皆さん、ケージの中はどのようにレイアウトしていますか?
うさぎが快適に生活を送るためには、いくつかレイアウトにもコツがあります。
トイレの位置や、段差を意識した構造など個体や年齢を加味してその子にあったお部屋作りを行う必要があるのです。
うさぎが快適な生活を送れるためにも、ぜひ、最後までご覧ください!
ケージの広さ
皆さんのお家では、うさぎのケージはどのくらいの大きさのものを使用していますか?
もともと野生のうさぎは土の中に巣穴を掘ってその中で生活している動物です。
このことから大きすぎるケージではうさぎも安心して生活できない可能性がある、ということです。
海外では、実験動物としてのうさぎでのケージの広さについてのデータがあり、具体的な数値が出ています。
ただ、個体によって大きさや好みはもちろん違いがあります。
大まかにいうと、
「横になって足を伸ばすことができる広さ」
「立ち上がった時に頭が当たらない高さ」
といったような感じでしょうか。
もちろん、まだ成長段階にある子では今後サイズが変わる可能性もあるかもしれません。
どのくらい大きくなるのか、その子にあったサイズ感か、よく検討して購入してあげましょう。
うさぎのケージは「大は小を兼ねない」ことを覚えておきましょう。
レイアウト
うさぎのケージ内に設置するものといえば、
トイレ、牧草入れ、給水器、フード皿などがあります。
最も注意すべきこと
これらを配置する際、最も注意すべきことは「トイレとご飯の場所を離すこと」です。
私たち人でもご飯を食べる場所の近くにトイレがあったら気持ちはよくないですよね。
衛生面を考えても、尿がご飯などにかかってしまう恐れなどがあり雑菌が繁殖してしまうことがあります。
トイレとご飯はケージの対角線上に設置するなどして、離れた場所にしてあげましょう。
トイレ
トイレ単体で考えると、トイレはできるだけ奥側に設置することを推奨します。
経験談ですが、うさぎのおしっこは飛び散ってしまうことがあり、それがケージの外につくと掃除が大変だったのです。
以前紹介したように、うさぎの尿はとても濃いため染み付くと落ちづらいのが特徴です。
できるだけ奥に設置して被害を抑えた方が、飼い主のストレスも少なくで済みます。(笑)
また、うさぎ自身も奥の方が人に見られることなく落ち着いて排泄をすることができるでしょう。
ご飯系
特に給水ボトルの設置場所は気にしてあげた方がいいでしょう。
注意してほしいポイントは、高さです。
うさぎの飲みやすい高さ。
ここを意識してあげることで、水を飲む量が変わることもあります。
うさぎが食べやすい、飲みやすいレイアウトを意識してあげましょう。
まとめ
うさぎを飼育するにあたって、ケージの購入は必須項目といえるでしょう。
そのケージがうさぎにあっているのか、過ごしやすいものか。
長く使うものだからこそ、しっかりと考えて決めたいですよね。
ポイントとしては
こういったことを意識して検討してあげましょう。
また、その子が成長してサイズアップが必要な場合や、高齢になり過ごしやすさを考慮したものに変更する必要がある場合などは、それに合わせたレイアウト、選択が必要になります。
うさぎも飼い主もQOLがあがるようなレイアウトを考えてみましょう!
では、今回はここまで。
また次の記事でお会いしましょう!
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