皆さんこんにちは!
現役動物看護師のクロころです。
今回は「うさぎの平均寿命」について解説していきます。
近年の獣医療の進歩によって、うさぎに限らず多くの動物の寿命が少しずつ伸びています。
昔と今ではどのような違いがあるのか。
具体的な要因は何なのか。
今回はこちらを詳しく解説していきます。
愛するペットのためにもぜひ最後までご覧ください!
現在のうさぎの平均寿命は?
では、まずはじめに「うさぎの平均寿命」がどれくらいのものなのかを紹介していきたいと思います。
近年のうさぎの平均寿命は「7~8年」といわれています。
さらに、10年以上生きる個体も増えてきています。
世界に目を移すと、さらに長寿のうさぎが確認されています。
ギネス世界記録によると、18歳10か月のうさぎが確認されているということです。
人の年齢に当てはめるとなんと約122歳。
ものすごいご長寿ですよね。
これほどうさぎの寿命が延びているのにはどんな要因が関わっているのでしょうか。
寿命が延びている要因
では次はうさぎの寿命が延びている要因について解説していきます。
ひとつは「獣医療の進歩」です。
近年は動物の医療技術が大きく進歩しています。
それは、うさぎに対する医療も例外ではありません。
臨床での症例数の増加や研究の成果によりウサギ特有の疾患や生態についての理解が広まってきていることが大きな要因の一つとなっています。
次に挙げられるのが「飼い主のうさぎに対する知識や適正飼養が広まったこと」です。
医療技術だけでなく飼い主のうさぎに対する知識や適切な飼育方法が広く知られるようになったことも寿命が延びている要因の一つとして考えられます。
SNSの発達などにより様々な媒体で情報を得られるようになった恩恵と言えるかもしれませんね。
しかし、情報の中には誤った情報も存在することを理解し、鵜吞みにしないように注意しましょう。
長生きするための心得
ここからは、よりうさぎが長生きしていくために飼い主の皆さんが知っておくべきことについて解説していきます。
これをしたからと言って、必ず寿命が延びるというわけではありません。
しかし、うさぎの健康にとっては大切な要素がたくさん含まれているのです。
うさぎの診察ができる病院を探しておく
これはうさぎならではのものかもしれませんね。
昨今はうさぎの診察をおこなっている動物病院も増えてきましたが、まだまだ犬猫のみの診察をおこなっている動物病院も数多く存在します。
お住まいの地域にうさぎの診察をおこなっている動物病院があるかどうかはあらかじめ調べておきましょう。
また、可能であればうさぎの診察を専門にしていたり、うさぎの診察を得意とする獣医師のいる病院を探してみましょう。
うさぎを診ることができると謳っておきながら、浅いところまでしか診ることのできない獣医師も少なからずいるためです。
大切な家族の診察ですから、信頼のおける病院を選びたいですよね。
適度に運動をさせてあげる
人と同じく「運動」は健康を維持するために大切な要素の一つです。
室内飼いが基本のうさぎですが、家の中でも工夫して運動をさせてあげるようにしましょう。
以前ご紹介した「へやんぽ」はいい例で、室内でも十分な運動量を確保することができます。
限られた室内でもうさぎのテリトリーを広げてあげて、うさぎがストレスなく活動をすることができるように配慮してあげましょう。
適切な栄養素を意識した食事
うさぎにとって最も大切な食物といえば「牧草」です。
これは私もずっとお話ししてきたことなので、ご理解いただいている方も多いかと思います。
次いで総合栄養食である「ペレット」を与えてあげる事が大切です。
基本的にはこの二つをバランスよく与えてあげる事でしっかりと栄養を摂取することができるとされています。
時にはご褒美として野菜や果物を少量あげたりして、楽しく食事をしていただけるとコミュニケーションにもなりとてもいいと思います。
まとめ
今回は「うさぎの平均寿命」について解説していきました。
近年の獣医療の発達やSNSの発達による情報社会によってうさぎの寿命は少しずつ延びてきています。
正しい情報を取捨選択し、大切な家族との時間を少しでも長くしていけるといいですね。
今回のポイントはこちら
これからもうさぎを含めた動物たちの健康のために勉強を進めていきたいですね。
今回はここまで!
また次の記事でお会いしましょう!
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